2日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前週末に比べ62円13銭(0.16%)高の3万8709円88銭でした。
前週末の米株式市場でダウ工業株30種平均株価など主要指数が上昇したことや外国為替市場での円高・ドル安が追い風となり、東京市場でも買いが優勢となりました。朝方は400円を超えて上昇し、取引時間中としてはおよそ1カ月ぶりに節目の3万9000円を上回って「3万9080円64銭」を付けています。ただ、その後は利益確定売りや戻り待ちの売りが上値を抑えています。
前週末の米株式市場では、底堅い内容の経済指標を受けて
ダウ工業株30種平均株価が連日で過去最高値を更新でした。東京市場でも投資家のリスク許容度が高まり朝方は幅広い銘柄に買いが先行しています。前週末の米ハイテク株高を受け、値がさの東エレクやアドテストなど半導体関連株が買われたほか、外国為替市場での円安・ドル高を受け、輸出採算改善への期待からトヨタなど輸出関連株も買われました。
ただ、日経平均は前場中ごろには上げ幅を縮小し、前引けにかけて伸び悩んでいます。市場では、今晩は米国が〈Labor Day〉の祝日で休場ということもあり、心理的節目の3万9000円を超えるといったんは利益を確定する売りも出やすい状況でした。
終値は、前週末比53円12銭(0.14%)高の3万8700円87銭で取引を終えています。