7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比2円30銭円安・ドル高の「1ドル=146円60〜70銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=147円68銭」、高値は「1ドル=146円65銭」でした。
日銀が利上げに慎重になるとの観測から円売り・ドル買いが優勢でした。米長期金利が一時(3.97%)に上昇し、日米金利差の拡大も円相場の重荷になりました。
日銀の<内田真一副総裁>が日本時間7日に「市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と明言、「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続けていく必要がある」との姿勢も示しました。「これまでよりも慎重に考えるべき要素が生じている」とも話し、金融引き締めに消極的な「ハト派」と受け止められています。発言を受け、東京市場の取引時間帯では一時「1ドル=147円93銭」まで下落しています。
7日の米債券市場では長期金利が上昇し、日米金利差の拡大による円売り・ドル買いも出ています。週初には約7カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けたあとで、持ち高を中立方向に戻す目的の円売り・ドル買いも続いています。
投稿日 2024-08-08 08:16
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2024-08-08 08:23
ワオ!と言っているユーザー