荒んだ毎日を送る少年と裏社会に生きる孤独な男の運命が交錯する様子を描いた韓国製作の第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品作品
『このろくでもない世界で』が、2024年7月26日より公開されます。
とある地方の暴力がはびこる町。貧しい家庭で育った18歳の「ヨンギュ」は、継父からの暴力に耐える日々を過ごしていました。そんな彼にとって、義理の妹「ハヤン」と悪態をつきながら一緒にハンバーガーを食べる時間が唯一の救いでした。
しかしある日、「ヨンギュ」は「ハヤン」を守るために暴力沙汰を起こして高校を停学になり、示談金を請求されてしまいます。生き抜く術を持たない「ヨンギュ」は、地元の犯罪組織のリーダーである「チゴン」を頼り、彼のもとで働くことになります。憧れの「チゴン」に徐々に認められていく「ヨンギュ」でしたが、ある日、組織の非情な掟に背いてしまいます。
『私のオオカミ少年』(2012年)などの人気俳優<ソン・ジュンギ>が裏社会に生きる男「チゴン」を大胆かつ繊細に演じ、映画初主演の<ホン・サビン>が「ヨンギュ」、同じく新人の<キム・ヒョンソ>が「ヨンギュ」の義妹「ハヤン」を演じ、監督・脚本は、本作が初長編となる<キム・チャンフン>が務めています。