『グレース』@<イリヤ・ポヴォロツキー>監督
7月
14日
第76回カンヌ国際映画祭で上映された唯一のロシア映画『グレース』が、2024年10月19日より公開されますが、特報が公開されています。
本作は、ロシアのウクライナ侵攻により、ロシア映画を締め出す世界的な動きが強まる中で第76回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出されたロードムービーです。息が詰まるような停滞感に覆われたロシア辺境を舞台に、キャンピングカーで旅をしながら移動映画館で日銭を稼ぐ父と、思春期の不安を抱える娘の成長が描かれています。
<マリア・ルキャノヴァ>、<ジェラ・チタヴァ>、<エルダル・サフィカノフ>、<クセニャ・クテポワ>がキャストに名を連ねています。
本作の監督と脚本を担当したのは、『Northerners』・『Froth』などのドキュメンタリーを手がけてきた<イリヤ・ポヴォロツキー>が務めています。彼はウクライナ侵攻とロシア政府の方針に対して明確に反対の意志を表明しています。