ダウ平均株価(9月21日)@終値3万4070ドル42セント
9月
22日
(FOMC)の結果は市場の想定通り、2会合ぶりに政策金利の据え置きを決めています。参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では2023年末が(5.6%)と、年内に(0.25%)の追加利上げをする余地を残しています。一方、2024年末は(5.1%%)と、(0.25%)の利下げを織り込む水準となり、6月会合で示した前回予想(4.6%)から上方修正でした。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>は(FOMC)後の会見で足元の米景気の堅調さを強調、今後の政策運営を慎重に進めるとしつつも「適切であればさらに利上げする用意がある」との考えを示しています。
21日朝発表の週間の新規失業保険申請件数は20万1000件と市場予想(22万5000件)を下回り、今年1月以来の低水準となっています。労働市場が依然として底堅いことが意識されています。
21日朝の米債券市場では長期金利が上昇(債券価格は下落)し、一時前日比(0.08%)高い(4.49%)を付け、2007年11月以来の高水準を更新しています。金利の上昇で、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に売りが出ています。
終値は3営業日続落し、前日比370ドル46セント安の3万4070ドル42セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比245.143ポイント(1.82%)安の1万3223.985でした。 S&P500種は、前日比72.20ポイント(1.64%)安の4330.00でした。