<ポスター>(349)『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』
8月
10日
事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る世界一の名探偵「ポアロ」(ケネス・ブラナー)は、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加する事になります。「亡霊も悪魔も存在しない。」と断言する彼に立ちはだかるのは、〈エブエブ〉こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞した<ミシェル・ヨー>演じる霊能者「レイノルズ夫人」です。「私は死者の声を話せます」という彼女の降霊会で起きる様々な超常現象、そしてその招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されはじめます。
解禁されたビジュアルに立ち並ぶのは<ミシェル・ヨー>が演じる「レイノルズ夫人」をはじめ、本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張する「ポアロ」の知人の「オリヴァ」(ティナ・フェイ)、死んだ娘の声を聞くために、事件の発端となる降霊会の開催を依頼する「ロウィーナ」(ケリー・ライリー)、未だ謎に包まれた精悍で怪しい目つきをした男(ジェイミー・ドーナン)など、全員が何らかの〈思惑〉を抱き怪しい表情を浮かべる降霊会の参加者たちです。
真実を突き止めるべく鋭い眼差しのポアロが彼らに背後を取られていることが象徴するように、今作ではポアロの命すらも狙われている。これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた〈世界一の名探偵〉さえも追い詰める状況下で解き明かすのは、〈人間〉による殺人事件か? それとも〈亡霊〉による超常現象なのでしょうか。