27日の外国為替市場で、円相場はヨーロッパの通貨・ユーロに対し、一時、「1ユーロ=157円」台をつけ、リーマンショックが起きた2008年9月以来、およそ15年ぶりの円安・ユーロ高水準を更新しています。対ドルは「1ドル=143円台」半ばで取引されています。 今月15日、歴史的な物価高を抑え込もうと、ヨーロッパ中央銀行である(ECB)は8会合連続で利上げに踏み切りました。 一方、日銀は当面、現在の大規模緩和政策を続ける姿勢を示していて、日欧の金利差がさらに広がるのではないかという見立てから、円安ユーロ高に拍車がかかっています。