『さいはて』@<越川道夫>監督
5月
2日
ある日、40歳の男性「トウドウ」は居酒屋で若い女性「モモ」と知り合います。童謡の『靴が鳴る』を歌いながら手をつないで歩く2人は互いを求め合い、身体を交わします。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら、「道行みたいだね」と言う「トウドウ」。その言葉の意味を知った「モモ」は、黙って彼に泣きつきます。それぞれにつらい過去を持つ2人は海を目指し、世界から逃れるように向かいます。
ヒロイン「モモ」役を本作が長編映画初主演となる<北澤響>、「トウドウ」役を『偶然と想像』・『愛なのに』の<中島歩>がそれぞれ演じています。監督は、『海辺の生と死』・『アレノ』など生と性を独自の視線で描いてきた<越川道夫>が務めています。