『柘榴坂の仇討』@BS日テレ
1月
27日
作家の<浅田次郎>が2004年に発表しました短編集『五郎治殿御始末』に収められている一編を、<浅田次郎>原作の『壬生義士伝』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した<中井貴一>の主演で映画化されました。
幕末の安政7年、主君「井伊直弼」の御駕籠回り近習役として仕えていた彦根藩士の「志村金吾」は、桜田門外において目の前で「井伊直弼」の殺害を許してしまいます。両親は自害し、妻「セツ」は酌婦に身をやつすも、切腹も許されず、仇討ちを命じられた「志村金吾」は、時が明治へと移り変わってもなお、「井伊」を殺害した刺客を探し続けます。
やがて「金吾」は、「井伊」を討った水戸藩浪士の最後のひとりで、車引きの「直吉」と名を変えて生きていた「佐橋十兵衛」を見つけ出しますが、彦根藩もすでに無い13年後の明治6年(1873年)、その日、明治政府が仇討ち禁止令を発令します。
「志村金吾」に<中井貴一>、水戸藩浪士「佐橋十兵衛」を<阿部寛>、「志村セツ」に<広末涼子>、「井伊直弼」に<中村吉右衛門>が演じています。監督は『ホワイトアウト』・『沈まぬ太陽』の<若松節朗>が務めています。