日経平均株価(9月29日)@終値2万6422円05銭
9月
29日
28日に英国中央銀行が国債の一時的な買い入れを発表したことをきっかけに、欧米の長期金利が低下。同日の米株式市場で主要な株価指数が上昇し、東京市場でも買いが先行しました。米株価指数先物が日本時間29日午前の取引で下落すると、日経平均先物にも売りが出て指数を押し下げました。
英国中央銀行は28日から英国債を買い入れ、10月上旬に予定していた保有国債の売却開始も同月末に延期します。欧米の長期金利が低下したことで、株式の相対的な割高感が薄れ、28日の米株式市場では幅広い銘柄に買い戻しが入りました。東京市場でも売りが続いていた主力銘柄の一角に買いが入っています。
イングランド銀行は10月14日まで残存期間20年超の国債を必要な分だけ金額無制限で購入するとしています。当面は欧米の金利の上昇が一服するとみられています。足元で続いていたバリュエーション(投資尺度)面での株価調整は一巡した可能性があります。
終値は反発し、前日比248円07銭(0.95%)高の2万6422円05銭で取引を終えています。