<松井玲奈>『緑のざわめき』@<夏都愛未>監督
9月
28日
主人公「小山田響子」(松井玲奈)は、女優を辞め東京から生まれ故郷のある九州に移住しようと福岡にやってきます。やがて「響子」の異母妹であり彼女をストーカーする女、同じく「響子」の異母妹である佐賀の集落に暮らす少女へと物語のバトンが受け渡されていきます。賑やかに旅行を楽しむ女性グループが交わり、軽やかな会話劇をすり抜けながら、物語は思いもよらない方向へと展開していきます。
<夏都愛未>監督が見つめる女性と自然、性と聖と俗。福岡と佐賀を舞台に新たな視点で「女性たちの物語」が描かれていきます。
東京での生活に疲れ、生まれ故郷の九州に戻った元女優の主人公が、これまで知らなかった事実と向き合いながらも、同じく自分の居場所を見つけようと人知れずもがく女性たちに出会い、彼女たちと邂逅し、静かに連帯していく物語です。