大相撲秋場所(6日目)が終わっていますが、はやくも横綱<照ノ富士>が平幕に負ける《金星》を3個<翔猿・玉鷲・宇良>に配給しています。平幕が横綱に勝って《金星》をあげると持ち給金(十両以上の関取に対して、月給以外に本場所で支払われる報奨金)が大きく増えることをご存じでしょうか。
持ち給金は、番付によって決まる基準給(十両40円、幕内60円、大関100円、横綱150円)に、過去の成績に応じた額が積み上げられていく加算制となっています。
1勝の勝ち越しにつき50銭が加算される仕組みで、8勝7敗なら50銭、10勝5敗なら2円50銭が増額されることになります。実際にはその持ち給金を「4000倍」した金額が翌場所から支払わることになり、8勝なら2000円、10勝すれば翌場所から1万円が月給とは別に毎場所、引退まで増額された支給が続きます。
《金星》を1個あげると持ち給金が10円上がります。1場所につき4万円が翌場所から支払われ続け、年間(6場所)24万円の増額がその力士の引退まで続くことになります。幕内優勝でも持ち給金は30円(全勝は50円)の加算なので、金星の価値がいかに高く設定されているかがわかると思います。
ひとり横綱の<照ノ富士>ですが、今年になってから先場所まで金星を7個も配給しています。<玉鷲>には1月場所から3場所連続で《金星》を与え、さらに今場所で今年4つ目を配給しています。つまり、<玉鷲>にとっては引退するまで年間96万円(24万円✕4)の加算が生じることになります。
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