ダウ平均株価(8月16日)@終値3万4152ドル01セント
8月
17日
決算が好感された小売り銘柄が買われ、ダウ平均を押し上げています。米国株は短期的な過熱感も意識されています。ダウ平均株価は前日まで4日続伸し、この間の上昇幅は1100ドルに達しています。短期間で大きく上昇した反動で高値警戒感もあり、利益確定売りも出やすい情況でした。
朝方発表の2022年5~7月期決算がともに市場予想を上回る増収増益となった小売りのウォルマートとホームセンターのホーム・デポの上げが目立ちます。個人消費は堅調と受け止められ、インフレで消費が冷え込むとの懸念が薄れ、スポーツ用品のナイキなど他の消費関連株にも買いが及んでいます。
反面、米長期金利が上昇し、長期金利上昇の局面で相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株に売りが出ています。
終値は続伸し、前日比239ドル57セント(0.71)高の3万4152ドル01セントで終取引をえています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比25.504ポイント安の1万3102.549で終えています。