『千年女優』@BS12トゥエルブ
8月
7日
『パーフェクト・ブルー』(1997年)の<今敏>監督が、数十年にわたり1人の男性を思い続けた女優の姿を、時間や空間を超えて描くオリジナル長編アニメーションです。
小さな映像制作会社の社長「立花」は、かつて一世を風靡した昭和の大女優「藤原千代子」のドキュメンタリーを作るため、人里離れた「千代子」の邸宅を訪れます。30年前に突如として銀幕から姿を消し、隠遁生活を送っていた「千代子」は、「立花」が持参した1本の鍵を見て、思い出を語りはじめます。
「千代子」の語りは、いつしか現実と映画のエピソードが渾然一体となり、波乱万丈の物語へと発展していきます。
出演は、「千代子」の70代に<荘司美代子>、20~40代を<小山茉美>、10~20代を<折笠富美子>、「立花」に<飯塚昭三>、「立花」の青年期に<佐藤政道>、そのた
<津田匠子>、<鈴置洋孝>、<京田尚子>、<山寺宏一>、<津嘉山正種>が声を当てています。
第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門では、<宮﨑駿>監督の『千と千尋の神隠し』と同時に大賞を受賞。そのほか、第33回シッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するなど、国内外で高い評価を獲得し、ドリームワークスにより世界配給もされた作品です。