神戸：ファルコンの散歩メモ

いよいよ、１９７７年全米女子プロゴルフ選手権の＜樋口久子＞、２０１９年ＡＩＧ全英女子オープンの＜渋野日向子＞、２０２１年全米女子オープンの＜笹生優花＞の３名しか優勝していないアンメリカツアーの米国女子メジャー「シェブロン選手権（旧：ＡＮＡインスピレーション）」が、３１日（日本時間４月１日）よりカリフォルニア州 ミッションヒルズＣＣ（６８８４ヤード・パー７２）にて開幕します。

昨年は＜パティ・タバタナキット＞（タイ）が初優勝でメジャータイトルを奪取。今季ここまで６試合の半分が初タイトルの選手（レオナ・マグワイア、ナンナ・コルツ・マドセン、アタヤ・ティティクル）となっているだけに、ニューフェイスがチャンピオン恒例となる１８番グリーン脇の通称〈ポピーポンド〉へダイブを決めても不思議ではありません。

日本勢は５人が出場。メジャー制覇を目指す＜畑岡奈紗＞は今季６試合中５試合でトップ２０入りと安定感が光り、シーズン序盤ながら全選手中トップの９９バーディを奪っています。ミッションヒルズＣＣは２０１６年に米女子ツアー出場をかけた１次予選会の会場でした。原点ともいえる場所のラストチャンスで優勝を目指します。

＜笹生優花＞は２年連続２度目の出場。「全米女子オープン」覇者として当然、優勝候補にも挙る世界ランク１１位です。日本勢では唯一前週をオープンウィークとして調整に専念しました。

ツアールーキーの＜渋野日向子＞は過去５年のメジャー優勝、兵庫県神戸市出身の＜古江彩佳＞は前年メジャー５位以内の資格で参戦。３年連続となる＜渋野日向子＞は昨年カットラインに１打届かず予選落ちを喫したリベンジを狙います。＜古江彩佳＞は２０２０年「全米女子オープン」以来となる２度目の米本土メジャー。＜横峯さくら＞は産休制度の適用を受け、自身３年ぶりのメジャーに臨むことになります。