日経平均株価(3月3日)@終値2万6577円27銭
3月
3日
前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇したことが支援材料となり、幅広い銘柄に買いが入りました。日経平均の上げ幅は一時300円を超える場面があり、買い一巡後は次第に上げ幅を縮める展開でした。
ウクライナに侵攻したロシアが停戦に向けた対話を続けるとの姿勢を示し、警戒感が和らいでいます。米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル>議長が2日の米下院の証言で、3月に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)でインフレ対策として(0.25%)の利上げを提案する方針を示し、米金融政策を巡る短期的な不透明感が後退したことも株の買いにつながり、前日の米債券市場では長期金利が上昇(国債価格は下落)しています。
買い一巡後は、上値は伸び悩んでいます。日本時間3日午前の取引でニューヨーク原油先物が一段と上昇し、1バレル114ドル台に乗せる場面が出ています。「資源インフレが米金融政策に影響したり、企業業績の悪化につながったりすることが意識されて、日本株の下押し圧力になりやすい」とみられています。