新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」が国内に少なくとも4種類存在し、それぞれ別の経路で流入した可能性のあることが、国立感染症研究所の分析で分かっています。そのうち3種類が全国に広がり、感染者急増につながったとみられています。
国立感染症研究所は1月17日までに登録された国内2650例の全遺伝情報(ゲノム)を解析しました。その結果、現在流行のオミクロン株「BA・1」系統について、昨年12月中旬以降に明らかになったものが少なくとも4種類あり、それぞれ別の経路で海外から入ったとみられることが判明しました。
一つは12月下旬から関西地方で広く検出されたもので、欧州のものに近いが、現在は拡大が見られないといいいます。国立感染症研究所は「早期探知とクラスター(感染者集団)対策で収束していると考えられる」と指摘しています。
残る3種類のうち、一つは現在主流のもので、米国で多く検出されるのと近いか同じでした。別の一つは九州で確認後、関東などに広がっており、米国や英国で検出される系統に近いか同じでした。最後の一つは関東や東北で感染が広がったもので、欧州やアジアで検出が多いものに近かいとのことです。
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