将棋の第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第4局は11・12の両日、東京都立川市の「SORANO HOTEL」で指され、挑戦者の<藤井聡太竜王>(19・王位/叡王/棋聖の4冠)が<渡辺明王将>(37・名人/棋王の3冠)に114手で勝利し、シリーズ4連勝で最年少王将&5冠が誕生しています。
挑戦者の<藤井聡太竜王>が、<渡辺明王将>を相手に無敗で勝利を飾りました。第4局で先手番でした<渡辺明王将>は、得意の矢倉戦法に命運を託してはじまりました。対局1日目の午前中は互いにハイスピードで指し手が進み62手まで指しましたが、午後からは一転、深い読みあい合戦に突入、72手目で<藤井聡太竜王>が封じ手で終了しています。
「7六歩」の封じ手で再開しました2日目の昼食休憩後、<藤井聡太竜王>が84手目に3九角成と角を成り込み馬を作ることに成功。一気に激戦へ流れこむと挑戦者<藤井聡太竜王>が潮流をつかみ、優勢に進行しました。<渡辺明王将>は101手目に9五角と一見盲点とも言える手を繰り出すも、逆転には及ばず。「王将」位は挑戦者に明け渡すことになりました。
この勝利によって<藤井聡太竜王>は、<中村修九段>が保持する23歳王将の年少記録を4歳更新しています。新王将の誕生は第64期の<郷田真隆九段>以来、歴代16人目。さらに<羽生善治九段>が保持する5冠の年少記録を3歳更新して<大山康晴15世名人>、<中原誠16世名人>とともに史上4人目の五冠保持の栄誉を達成しています。
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投稿日 2022-02-13 09:08
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2022-02-13 09:21
ワオ!と言っているユーザー