『東京家族』@<山田洋次>監督
1月
14日
映画監督生活50周年を機に、<小津安二郎>の『東京物語』(1953年)にオマージュをささげた家族ドラマです。
瀬戸内海の小さな島に暮らす「平山周吉」(橋爪功)と妻の「とみこ」(吉行和子)は、子どもたちに会うために東京へやってきます。品川駅に迎えにくるはずの次男「昌次」(妻夫木聡)は間違って東京駅に行ってしまい、「周平」はタクシーを拾って、一足先に郊外で開業医を営む長男「幸一」(西村雅彦)の家にたどり着きます。
すれ違った「周平」も遅れてやってきて家族が集い、そろって食卓を囲みます。『東京物語』の舞台を現代に移し、老夫婦と子どもたちの姿を通じて、家族の絆と喪失、夫婦や親子、老いや死についての問いかけを描いています。