日経平均株価(1月17日)@終値2万8333円52銭
1月
17日
最近の株価調整が急ピッチで進んだ反動で自律反発狙いの買いが優勢でした。上げ幅は一時300円を超えましたが、売り方の買い戻しの面が大きく、買い一巡後は利益確定や戻り待ちの売りに押されています。
終値は前週末比209円24銭(0.74%)高の2万8333円52銭で取引を終えています。
日経平均は前週末14日までの2営業日で600円超下落しており、14日には日銀が約3科月ぶりに株価指数連動型上場投資信託(ETF)を買い入れていました。下げすぎとの見方が一部で強まっていたうえ、2万8000円近辺まで下げると値ごろ感が意識されてくるとの指摘もあり、主力銘柄に押し目買いが先行しています。
前週末に主要な半導体関連株で構成する米フィラデルフィア半導体株指数が大幅に反発した流れを引き継いで、日経平均寄与度の大きい値がさ株の半導体関連が上昇。外国為替市場で1ドル=114円台半ばまで円安・ドル高が進み、輸出採算の改善期待で輸出関連株も堅調に推移しました。
もっとも、新型コロナウイルスの国内での新規感染者の急増をうけ、東京都など1都9県に「まん延防止等重点措置」の発令との不安材料もあり、積極的に上値を追いにくい流れでした。