神戸：ファルコンの散歩メモ

２９日、香港警察は民主派系インターネットメディア『立場新聞』の関係者６人を、扇動出版物発行の共謀容疑で逮捕し、同社事務所などを捜索したと、香港メディアが報じています。

6人には、同社の親会社の元役員で２０１４年の大規模民主化デモ「雨傘運動」に参加し、中国政府の〈ブラックリスト〉入りしたとされる香港の人気女性歌手＜何韻詩（デニス・ホー）＞さん（４４）も含まれているといいます。

香港の有名な歌手で民主活動家でもある＜何韻詩（デニス・ホー）＞さんは２０１９年７月９日、スイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会に出席し、香港において中国共産党政権が暴力を伴う抑圧を強めているとして、中国を人権理事会メンバーから除名するよう主張しました。 中国代表団は、＜何韻詩（デニス・ホー）＞さんの２分間のスピーチ中に２度停止を求めましたが、委員長は継続を許可しています。

報道によりますと、このほか立場新聞の前編集長や現職の代理編集長、編集幹部らも逮捕されたようです。

香港では今年６月、警察官数百人が民主派の香港紙『蘋果日報（アップル・デイリー）』を捜索し、「外国との共謀」の疑いで複数の幹部を逮捕しました。その後『蘋果日報（アップル・デイリー）』は廃刊となっています。