ご冥福を祈ります<ジャンポール・ベルモンド>さん
9月
7日
1933年に仏パリ郊外で彫刻家<ポール・ベルモンド>と画家の母の間に生まれ、パリ国立高等音楽院在学中から舞台俳優として活動し、1956年に同校を優秀な成績で卒業。『歩いて馬で自動車で』(1957年・監督:モーリス・デルベス)で長編映画デビューし、1959年『二重の鍵』(監督:クロード・シャブロル)で注目を集め、同年<ジャン=リュック・ゴダール>監督作『勝手にしやがれ』で主人公の自転車泥棒「ミシェル」役のチンピラを鮮烈に演じ一躍国際的スターになりました。
そのほか、『女は女である』(1966年・監督:ジャン=リュック・ゴダール)などヌーベルバーグの代表的俳優として活躍する一方、『大盗賊』(1961年・監督:フィリップ・ド・ブロカ)や『リオの男』(1964年・監督:フィリップ・ド・ブロカ)などの冒険アクションを世界的ヒットに導き、アクション俳優としても活躍しました。
フランスでは、二枚目俳優<アラン・ドロン>さんと人気を二分。共演した1970年公開の『ボルサリーノ』(1970年・監督:ジャック・ドレー)では「フランソワ・カペラ」役で出演し世界的に大ヒットしました。
その後、舞台演劇に活動の重点を移し、『シラノ・ド・ベルジュラック』(1990年)などに出演。1999年に心臓発作、2001年8月に脳内出血で倒れましたが、2008年に映画撮影に復帰しています。2011年の『D’un film à l’autre』が最後の作品ですが、日本未公開です。