<町田そのこ>第18回本屋大賞受賞@『52ヘルツのクジラたち』
4月
15日
今回の本屋大賞は2019年12月~2020年11月に国内で刊行された小説が対象で、全国の書店員の投票で大賞が選ばれています。
受賞作は、大分の海辺の街に移り住んできた女性が主人公。母親から虐待を受けている少年に寄り添いながら、自らの過去に向き合っていく姿を描いています。
<町田そのこ>さんは、1980年3月9日生まれ、福岡県出身。2016年に、『カメルーンの青い魚』で新潮社が主催する「女による女のためのRー18文学賞」大賞を受賞し、翌年、この受賞作を含む連作短編集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』(新潮社)で作家デビューしています。今回の受賞作が初の長編小説でした。