『ポスターアート集 幻影 ローラン・デュリューの世界』@グラフィック社
1月
7日
映画宣伝で用いられる公式ポスターとは異なる魅力を放つ、「オルタナティブポスター」の制作で知られる<ローラン・デュリュー>の作品集です。
<ローラン・デュリュー>は、1970年、ベルギー生まれ。 デザイナーおよび教師として20年を過ごし、その後、2013年に制作した『ジョーズ』のスクリーン印刷作品が<スティーヴン・スピルバーグ>監督に注目されるなど、「オルタナティブ・ポスター」界を牽引するアーティストとしてアメリカで大人気を博していきます。 2011年、世界有数の広告雑誌ルーツァーズ・アーカイブの「世界のトップ・イラストレーター200名」に選出。 パリのシネマテーク・フランセーズ等、著名な映画関連施設に作品が所蔵され、世界中にコレクターが存在しています。
<フランシス・フォード・コッポラ>、<スティーヴン・スピルバーグ>などの映画製作者からも認められ、近年では2020年2月公開の 『地獄の黙示録 ファイナル・カット』 のアートワークを手がけています。
初の作品集となる本書では、これまでの創作の歩みを辿ります。MONDOから販売された『めまい』・『ジョーズ』・『シャイニング』・『ザ・マスター』といった映画のポスター群のほか、クライアントに却下されて未発表のまま保管されていた作品も多数収録されています。序文は<ローラン・デュリュー>作品のコレクターである<フランシス・フォード・コッポラ>が執筆しています。