<西川美和>『すばらしき世界』@第56回シカゴ国際映画祭観客賞・受賞
10月
30日
人生の大半を獄中で暮らした実在の男性をモデルに、出所後に戻った社会で必死に生きる男「三上」の姿を描いています。<佐木隆三>の小説 『身分帳』 を原作に、<西川美和>が脚本を書き上げました。
同映画祭では、主人公の「三上」を演じた<役所広司>(64)が、 「ベストパフォーマンス賞」 を受賞しており、本作は2冠に輝きました。
映画祭からは「是枝裕和と師弟関係にある<西川美和>の『すばらしき世界』が、観客賞を受賞した。彼女の思いやり深くも鋭いストーリーは、ある元犯罪者が再び社会でやり直そうとする困難を描いている。幼年時代から児童養護施設、少年院、刑務所を出たり入ったりした元ヤクザの三上が13年間の刑務所生活から解放されたのち、何が彼を待ち構えているのか? 予期せぬところで友人や仲間に支えられながら、三上は新たな仕事と自分らしさの両方を手にするべく奮闘しながら社会生活に適応しなければならないのだ」とコメントが寄せられています。