『エリカ38』@<日比遊一>監督
5月
31日
実在の事件をモチーフに、60歳を過ぎても38歳と偽って色香で男たちをだまし、最後は異国の地で逮捕された女の姿を描いた。「渡部聡子=自称エリカ」は、愛人である「平澤育男」の指示のもと、支援事業説明会という名目で人を集め、架空の投資話で大金を集めていました。
しかし、「平澤」が複数の女と付き合い、自分を裏切っていることを知った「エリカ」は、「平澤」との連絡を絶ち、金持ちの老人をたらし込んで豪邸を手に入れます。老人ホームに入っていた母を呼び寄せ、今度は自ら架空の支援事業の説明会をおこない金を詐取していく「エリカ」でした。
「エリカ」役は、45年ぶりの映画主演となる<浅田美代子>が務めました。<樹木希林>は<浅田美代子>の代表作になってほしいという思いから今作を企画し、自らも「エリカ」の母役で出演しています。監督は、 『健さん』 ・ 『ブルー・バタフライ』(2014年)の<日比遊一>が務めています。