『泣く子はいねぇが』@<佐藤快磨>監督
11月
13日
<是枝裕和>監督率いる映像制作者集団「分福」が企画協力し、<佐藤快磨>監督の地元・秋田の伝統行事「ナマハゲ」を盛り込みながら、大人になっていく20代の若者たちの姿を描きます。秋田県・男鹿半島で暮らす、「たすく」に娘が誕生します。「たすく」が喜ぶ中、妻の「ことね」は子どもじみていて父になる覚悟が定まらない夫に苛立ちを募らせていました。
大みそかの夜、「たすく」は妻「ことみ」と「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に参加します。しかし、酒を断ることができずに泥酔した「たすく」は、溜め込んだ日頃の鬱憤を晴らすかのように「ナマハゲ」の面を付けたまま全裸で街へと走り出し、その姿がテレビで全国に放送されてしまいます。「ことね」に愛想を尽かされ、地元にもいられなくなった「たすく」は逃げるように東京へと向かいます。
それから2年、東京に「たすく」の居場所はなく、「たすく」の中に「ことねと娘に会いたい」という思いが強くなっていきます。
主人公「たすく」役を<仲野太賀>(27)、「ことね」役を<吉岡里帆>(27)が演じるほか、<寛一郎>、<山中崇>、<余貴美子>、<柳葉敏郎>らが出演しています。