今年の読書(60)『100%の前向き思考』猪狩ともか(東洋経済新報社)
8月
11日
<猪狩ともか>は2018年4月11日、強風で倒れてきた看板の下敷きになり、脊髄を損傷。下半身まひで車椅子生活になりましたが、事故から約4か月後には秋葉原の常設劇場「仮面女子カフェ」で復帰を果たしています。
ライブへの出演回数は減りましたが、バリアフリーを推進するための講演活動やパラスポーツへの普及に尽力するなどアイドル以外にも活動分野を広げ、東京都の「東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会メンバーに選ばれ、「パラ応援大使」に任命されています。
何度も挫折しながら、ようやく「仮面女子」メンバーに昇格した矢先の大ケガ、復帰を支えた家族やメンバーやスタッフ、ファンの言葉や、必死のリハビリを経て復帰した苦難の道のりを振り返っています。
第2部では「『事故に遭ってよかった』とは一生思えないけど、新しい道が、明るい場所でよかった」「いつだって、何度だって、新しい人生は始められる!」など《折れない心》をつくる「55の言葉」がつづられています。
<猪狩ともか>は、2020年2月17日、9月に開催される「仮面女子ワンマンライブ」をもってグループを卒業しソロ活動に移ることが発表されています。