『ぶあいそうな手紙』@<アナ・ルイーザ・アゼヴェード>監督
7月
17日
ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳の「エルネスト」。隣国ウルグアイからブラジルにやって来て46年になる「エルネスト」は、頑固で融通がきかず、うんちく好きの独居老人です。老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書もままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届きます。手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻でした。
手紙が読めない「エルネスト」は、偶然知り合った23歳のブラジル娘の「ビア」に手紙を読んでくれるように頼みます。手紙の代読と手紙の代筆のため、「ビア」が「エルネスト」の部屋に出入りするようになります。
主人公「エルネスト」役をウルグアイ映画『ウィスキー』(2004年)に主演した名優<ホルヘ・ボラーニ>が、ブラジル娘の「ビア」に<ガブリエラ・ポエステル>がえんじ、監督は<アナ・ルイーザ・アゼヴェード>が務めています。ブラジル・サンパウロ国際映画祭批評家賞、ウルグアイ・プンタデルエステ国際映画祭では観客賞と最優秀男優賞を受賞しています。