居酒屋「酔の助」閉店@東京・神田神保町
5月
24日
「28日をもちまして営業を終えさせて頂くこととなりました」。15日、「酔の助」のホームページに載った店長<一山文明>さんの「お知らせ」でした。店は緊急事態宣言の出た翌日の4月8日から休業しています。現在は後片付けなどをしており、再開することなく、のれんを畳むようです。
店自体は、戦後復興期に建てられた木造倉庫。老朽化から家主に明け渡しを求められ、話し合いが進まない中、改装に手がつけられないでいたことが、自然にお店自体に味わいが出ていました。
落語協会真打ちの<八光亭春輔>さん(73)は、年に二回のペースで「酔の助寄席」を開いてきました。1月に33回目を迎え、次回は七月の予定でした。
昭和の大衆居酒屋の典型として、ロケに使われるようになります。最初は再現ドラマ、それから二時間ドラマ、Vシネマ。CM撮影は2004年、「ボーダフォン」が最初でした。映画では 『舟を編む』(2013年・監督:石井裕也) ・ 『何者』(2016年・監督:三浦大輔)や 『火花』(2017年・監督:板尾創路)。テレビドラマでは『逃げるは恥だが役に立つ』(原作: 海野つなみ・TBSテレビ:火曜ドラマ・2016年)で、<星野源>演じる「津崎平匡」が会社の同僚と飲んでいました。