1000光年先の「ブラックホール」を発見@欧州南天天文台
5月
8日
二つの恒星と重力で結び付き、3連星を構成しています。南米チリにある大望遠鏡で二つの恒星の動きを精密に観測し、間接的に「ブラックホール」の存在を突き止めました。地球から最も近い「ブラックホール」だといいます。
銀河系(天の川銀河)の中心にある「ブラックホール」は質量が太陽の約400万倍もありますが、この「ブラックホール」は4倍強しかない。質量が一定以上の恒星が寿命を迎え、超新星爆発を起こした後に「ブラックホール」になったとみられ、「恒星質量ブラックホール」と呼ばれています。
この「ブラックホール」は質量がやや大きい恒星と互いに回り合っており、公転周期は40日。これらの外側を三つ目の恒星が周回しています。銀河系には連星が多数あり、今後も地球に近い所で「ブラックホール」の発見が期待されます。