神戸ご当地(1241)「すいそ ふろんてぃあ」進水式
12月
12日
通常の船の進水式で集まるのは多くて1000人。その4倍の4000人の観衆が見守る中、船は神戸の海に滑り落ち、液化水素の貯蔵タンクを搭載するために同造船所内の艤装(ぎそう)エリアに向かいました。
船は2020年秋に完成の予定で、オーストラリアで生産した水素を日本に運ぶ 実証試験に使われます。
水素はマイナス253度に冷却しますと、気体と比べて体積が800分の1となり、大量に輸送できます。液化水素の運搬は、2016年に提案した安全要求案が世界的に承認されるなど日本がリードしている分野です。「すいそ ふろんてぃあ」は実証試験用のため全長116メートルと小型ですが、将来の商用化をにらみ2022年度までに大型の運搬船の建造に必要な技術開発を目指します。