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- お茶菓子(284)(スイート)ポテト@ぱん・de・ナナ
ひょうご産直市場「ナナ・ファーム須磨」内にあるベーカリーショップ「ぱん・de・ナナ」ですが、パンとしては小さな形状で、お茶菓子としていただいた「(スイート)ポテト」です。
薄いパン生地の上にポテトが盛られ黒ゴマが振り掛けられています。「(スイート)ポテト」としては、パンということもあるのでしょうか、甘さ控えめであっさりとした味わいでした。
使用されている「サツマイモ」の品種まではわかりませんが、そもそも当初「甘藷」と呼ばれていた「サツマイモ」が、原産地とされる中南米から中国、琉球を経て日本にやってきたのは1597年(慶長2年)のことです。
当時、宮古島の村役人であった<長真氏旨屋(ちょうしんうじ・しおく)>という人物が、宮古島を支配下に置いていた琉球王国への帰路の途中、中国に漂着。このときに宮古島へ苗を持ち帰ったものが、1698年(元禄11年)3月、種子島に伝わったとされています。
その際、当時の領主だった<種子島久基>(種子島氏第19代当主)が救荒作物として関心を寄せ、琉球王より一籠の寄贈を受けて、栽培をさせました。「甘藷」は、その後薩摩全域で栽培されるようになり、「サツマイモ」と呼ばれるようになりました。
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