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- 地盤改良をした12カ所の穴跡@京都市南区の国史跡「西寺跡」
見つかった12カ所の穴跡・京都市南区(画像:京都市文化財保護課)
京都市南区の国史跡「西寺跡」近くで、礎石建物を建てるために地盤改良をした12カ所の穴跡が見つかり、市文化財保護課が24日発表しています。
794年に遷都した平安京で東寺と西寺の伽藍配置は朱雀大路を挟んで左右対称だったとされ、西寺の五重塔跡の可能性が非常に高いとされています。
市文化財保護課によりますと、境内の南西角に当たる場所から、掘った穴の中に石や粘土を積み重ねて地盤を固めた「壺地業」の跡が12カ所確認されています。いずれも楕円形で格子状に並んでいます。4カ所で深さを測ると、約0.5~1.2メートルあるようです。壺地業の上に基壇を構築し、柱を据える礎石を置いたと考えられています。
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