昭和天皇が1987年(昭和62年)5月24日、全国植樹祭のため訪問した佐賀県で乗ったお召し列車に装飾されていた菊のヘッドマークが、北九州市門司区の九州鉄道記念館に保存されていることが10日に公表されています。 JR九州と記念館によりますと、このお召し列車は静養などを除き、昭和天皇の地方への公務としては最後の運行だとか。1987年に国鉄民営化でJRが発足してからは初めての運行でした。 専門家によりますと、「菊」のヘッドマークの使用時期が特定できるのは珍しいことだそうです。記念館では22日(火)の「即位礼正殿の儀」に合わせ初公開されます。