約130億年前の原始銀河団。拡大図の中にある赤い点が銀河団を構成する銀河(画像:研究チーム)
これまで観測された中で最も古い銀河の集まりを見つけたと、国立天文台の<播金優一>研究員らの国際チームが27日、発表しています。互いの重力で結びついた銀河団になっていく途中の「原始銀河団」で、129億7千万年前のもの。12個の銀河が含まれ、内部では活発に星が生まれています。
138億年前に宇宙が誕生してからしばらくは多くの星や銀河が単独で存在しており、原始銀河団は珍しいとのこと。
米ハワイ島の「すばる望遠鏡」に取り付けた視野の広いカメラで、10年前に見つかった太古のガス雲の周辺を観測し、発見しました。成果は30日付の米天文専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載されます。
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