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- アフリカ大陸外で見つかった現生人類の化石として最古
ギリシャ南部の洞窟で見つかった頭骨の化石は21万年以上前の現生人類(ホモ・サピエンス)だとする研究成果を、ドイツやギリシャなどのチームが発表 しています。
アフリカ大陸の外で見つかった現生人類の化石としては最古で、欧州への到達は従来の説よりも16万年以上遡るといいます。現生人類が早い時期にアフリカを旅立ち、中東だけでなく欧州にまで広がっていた可能性が出ています。論文は、英科学誌ネイチャーに10日掲載されました。
研究チームは、1970年代後半に発見された部分的な頭骨の化石を、最新の年代測定法とコンピューター断層撮影法(CT)を使って分析。化石は少なくとも21万年前で、丸みを帯びた後頭部の形の特徴から、現生人類であると結論づけました。
現生人類の化石は、モロッコで発見された約30万年前の頭骨などが最古とされています。これまでアフリカ以外では、イスラエルで見つかった17万7000~19万4000年前の顎の化石が最古でした。
<諏訪元>東京大教授(自然人類学)は「後頭部だけでは判断が難しいが、顔面や前頭部の骨が見つかれば、現生人類のものかどうか、よりはっきりとしたことが分かるはずだ」と話しています。
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