中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は13日、宇宙実験室「天宮2号」を19日に制御下で大気圏に再突入させると発表しています。燃え残った少量の破片が、南太平洋の予定海域(西経90~160度、南緯30~45度)に落下する可能性があるといいます。
2022年ごろを目標に独自の宇宙ステーション開発を目指している中国は、2011年の「天宮1号」に続いて、2016年9月に2号を打ち上げ、有人宇宙船「神舟9号」から「11号」とのドッキングを繰り返し、「天宮2号」の内部で生命科学の実験などを実施してきました。
昨年4月に南太平洋に落下した「天宮1号」は、予想落下地点が二転三転。中国側は認めていませんが、制御不能になったとみられ、世界中を振り回しました。
同弁公室は今回、「大気圏突入後、適時情報を開示し、大国としての国際義務を責任を持って履行する」と強調していますが、正常な軌道をはずれて、高度を100キロ近く下げていたことが、米戦略軍(USSTRATCOM)の関係筋によって明らかになっているだけに、さて無事に予定海域に不時着となるでしょうか。
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