白い「シャチ」国内初確認@羅臼町沖
5月
17日
通常の「シャチ」は背中が黒く、目の上方や腹などが白いのが特徴ですが、今回の「シャチ」は全身がほぼ白く、ロシアの研究者が2010年8月、カムチャツカ半島東側のコマンドル諸島付近で12頭の群れの中にいた全身が白い雄の写真を撮影した際は「アイスバーグ(氷山)」と名付けられています。
同グループは16日午後1時20分ごろ、羅臼漁港から北東方面約30キロ地点、日ロ中間ライン付近の洋上で、船から約4キロ先に10頭ほどで泳いでいる「シャチ」の中に体長約7~8メートルの白い個体を発見。500ミリの望遠レンズで撮影しています。成熟した雄とみられる。
2012年と2015年にも同半島に続く千島列島沖で写真に収められており、数頭の白いシャチが同じ群れの中にいるとみられています。