< 羅臼沖で確認された白いシャチ(左奥)。尾びれ上部が黒く見えるのは光の加減で、実際には白いとのこと
(北海道シャチ研究大学連合) >
根室管内羅臼町沖の根室海峡で「シャチ」の調査を行っている北大などの研究グループ「北海道シャチ研究大学連合」は16日、体の上面が白一色のクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科シャチ属の「シャチ」を発見しています。同グループによると、白い「シャチ」の確認は国内初だそうです。
通常の「シャチ」は背中が黒く、目の上方や腹などが白いのが特徴ですが、今回の「シャチ」は全身がほぼ白く、ロシアの研究者が2010年8月、カムチャツカ半島東側のコマンドル諸島付近で12頭の群れの中にいた全身が白い雄の写真を撮影した際は「アイスバーグ(氷山)」と名付けられています。
同グループは16日午後1時20分ごろ、羅臼漁港から北東方面約30キロ地点、日ロ中間ライン付近の洋上で、船から約4キロ先に10頭ほどで泳いでいる「シャチ」の中に体長約7~8メートルの白い個体を発見。500ミリの望遠レンズで撮影しています。成熟した雄とみられる。
2012年と2015年にも同半島に続く千島列島沖で写真に収められており、数頭の白いシャチが同じ群れの中にいるとみられています。
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