<藤井聡太七段>(32)@第69期大阪王将杯王将戦1次予選2回戦勝利
2月
13日
藤井は5日の第77期名人戦順位戦C級1組で<近藤誠也五段>(22)に敗れ、順位戦で初黒星 を喫し、前期からの連勝は18で止まりました。<中原誠16世名人>(71=引退)が1967年に作った順位戦デビュー後の連勝記録に並んでいましたが、更新はなりませんでした。今回は仕切り直しの一戦でした。
今期の勝率はこれで・8444(38勝7敗)。<中原誠十六世名人>が1967年度に記録した歴代1位の勝率・8545(47勝8敗)を51年ぶりに更新できるかどうかが注目されています。本人は「年度記録に関してはあまり意識する必要はないと思っています」とそっけないが、ここから4連勝すれば再び数字的に上回ることになる。
ただ、年度末まであと1カ月半。1敗でもすれば、3月末までに見込まれる対局数から、再び超えることはほぼ絶望的なだけに、これ以上負けられない厳しい戦いが続きます。
そんな状況で迎えるのが次局、<羽生善治九段>(48)以来となる史上2人目の連覇がかかる、16日の朝日杯将棋オープン戦の準決勝・決勝。ここ最近の19局で18勝1敗と絶好調な<渡辺明棋王>(34)と決勝で、公式戦初対戦が実現する可能性もあります。