ステンレス鉄道車両「5200系」誕生60年@東急電鉄
12月
1日
東急「5200系」は、鉄道車両メーカー総合車両製作所(J-TREC)の前身である東急車輛製造が製造し、1958(昭和33)年12月1日に営業運転を開始した鉄道車両です。
J-TRECによると、ステンレス車両は、汚れが落ちやすく、さびにくく、また、塗装なしでも美観を長期間保てることが大きな特徴。そのため車両の保守も容易で、車両のライフサイクル全体でのコスト削減を可能にしてきたといいます。
現在、国内のステンレス車両は、通勤電車約3万9450両の約6割を占めるとのこと。また、J-TRECが製造してきたステンレス車両はおよそ1万4000両にのぼるといいます。
ちなみに5200系は1986(昭和61)年、東急電鉄から上田交通(現・上田電鉄)に譲渡され、1993(平成5)年まで使われました。その後、1両はJ-TREC横浜事業所構内で、もう1両は上田電鉄で静態保存されています。