今年の読書(55)『世界から猫が消えたなら』川村元気(小学館文庫)
10月
22日
そんな<僕>が、脳腫瘍で余命わずかと宣告されます。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分と同じ姿をした男が待っていました。その男は「悪魔」だろいい、「この世から、何かを消す。その代わりに寿命が一日伸びる」という取引を持ちかけられます。
<僕>は、「何かを得るためには、何かを失わなくてはならな」ということで、悪魔との取引に応じてしまいます。
まずは電話・映画・時計と消していきますが、その過程で、<僕>は大切なことに気が付くのです。