<トラフグ>の禁漁期間は5月から8月いっぱいと言われており、フグの季節がやって来たことを告げる「初競り」が21日未明、取扱高日本一を誇る山口県下関市の南風泊市場であり、天然や養殖のトラフグ計約4・6トンが競り落とされました。最高値は昨年と同じ1キロ当たり1万9千円でした。昨年の2万円とほぼ変わりませんでした。 入荷した天然フグは日本海の外海ものが80キロ、瀬戸内海の内海ものが50キロ、養殖ものが4.5トン。天然ものは悪天候などもあって昨年を下回っています。 この南風泊市場で競りに参加できるのは、下関唐戸魚市場仲卸協同組合の組合員である28の業者だけです。古くからフグのブランドを守り抜くために、他の業者をシャットアウトしています。