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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(18)『院内刑事(デカ)』濱嘉之(講談社α文庫)

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今年の読書(18)『院内刑事(...
著者には、警視庁勤務の経歴を生かした著作が多く、公安部の <青山望>、諜報課の <榊冴子>、人事一課の <榎本博史> 世田谷駐在刑事 <小林健> といった個性ある主人公たちを産みだしてきていますが、本書でも<廣瀬知剛>という元公安部警部が活躍します。

福岡から東京への飛行機の中で、元内閣官房長官<新宮啓介>が脳梗塞を発症、急遽川崎殿町の病院に搬送されます。検査の結果、血圧を高めるジギタリスを呑まされたことが判明、病院のリスクマネージメント担当の<廣瀬>は、事件性を察知して、古巣の公安部に連絡、閑職に追いやられている元部下の<秋本>を調査担当者として推薦、事件の究明に乗り出します。

また勤務している病院では、ヤクザ絡みの対処、勤務医によるパワハラ・セクハラ問題の解決と忙しく立ち回りながら、川崎殿町病院理事長の<住吉幸之助>の右腕としての活躍が楽しめます。

患者の生命と病院内の平和を守る<廣瀬>の活躍が、今後もシリーズとして期待できそうな新しい主人公の誕生です。
#文庫本 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2017-03-27 11:48

医療と刑事モノ、いいですね。
TVドラマになっても面白そうです。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2017-03-27 11:55

ショウライテキニシリーズとして版を重ねればドラマ化もあり得るかもしれませんね。

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