ファルコン植物記(1791)実っています【クチナシ】(5)
12月
31日
【クチナシ】の名称の由来は、果実が熟しても口を開かないところから名づけられています。
アカネ科クチナシ属の常緑低木種で、花期は6月~7月頃の初夏ですが、11月~12月にかけて実を色づかせ熟していきます。
6列に裂けた白い厚めの花弁は良い香りを漂わせ、春咲きの 「ジンチョウゲ(沈丁花)」、秋の 「キンモクセイ(金木犀)」 と並び、<芳香花木>の代表種です。
本種が一番強く匂うのは夜間で、これは受粉のためにスズメガ類(オオスカシバ)などの昆虫を引き寄せるためだと考えられています。