今回の<佐々木房甫>先生の作品は、冬に枝がきれいな赤紅色に色づく「サンゴミズキ」だけを使用されていました。 この「サンゴミズキ(珊瑚水木)」は、「シラタマミズキ(白玉水木)」の変種とされていますが、花期は初夏に5ミリ程度の黄白色の小花を多数咲かせます。 枝を微妙に撓めた姿、それぞれの枝先の向きが「天・地・人」の三才を二等辺三角形の中に納める伝承花としての趣きが伝わる、きれいな「生花」でした。