『最後の封印』今野敏(徳間文庫)
11月
15日
時代設定は近未来でしょうか、人間ではなく悪魔の移り変わりの生物だとされた「ミュウ」を隔離しようとする内閣情報調査室は厚生省を中心に自衛隊メンバーで構成する「特別免疫部隊」を作り、「ミュウ・ハンター」と激突、どちらも「ミュウ」の真意がわからないまま敵意を持って戦う羽目に陥ります。
「ミュウ」は悪魔なのか、特殊な能力を持った新しい人類の姿なのかを舞台として、遺伝学者の<飛田靖子>や、興味を持って取材活動するフリージャーナリスト<デニス・ハワード>達を巻き込み、結末がどうなるのかの興味を持たせながらの構成は、アクションものとして楽しめました。