主人公は警視庁捜査一課の主任警部補<羽賀亮>ですが、鳶職や家屋解体業として、今は母親が社長を務める堅気の「羽賀組」の4代目ということで、「組長刑事(デカ)」と呼ばれています。
<羽賀>の会社兼自宅に狙撃があり、2年前に逮捕した事件を組んだ刑事<城所等>が頭に銃弾を受け、昏睡状態に陥ってしまいます。
そんな折、秘書派遣会社の美人社長<中杉由紀江>が絞殺死体で発見され、離婚した元夫の<東海林昌広>や、不倫関係にある<笠井直人>に捜査の目が向けられますが、彼らには当日のアリバイがあり、捜査はなかなか進みません。
二つの事件を平行に捜査しながら、「金」と「愛」の絡んだ企業がらみの事件を解決してゆく<羽賀>の活躍が楽しめる一冊でした。
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