<信夫>は、大学のときのゼミ仲間である<早紀>達との飲み会に、婚約者の<真奈美>を連れてきます。
自由主義者の<信夫>は、「男も女も性的に自由であるべきだ」という考えで、妻の<真奈美>と<早紀>とのセックスを共有することを夢見ており、<早紀>との関係が生じた日に、<真奈美>に見破られ冷たい新婚生活が続きます。
気分転換にと<信夫>と<真奈美>はポルトガルを訪れ、レベスという漁村に滞在しますが、<真奈美>は自ら誘うように現地の漁師と関係を持ち妊娠、<信夫>と別れてひとりポルトガルに残りますが、性に対して貪欲に目覚め始め、また新しい男へと目先を変えていきます。
「死」と「性」を主題とした作品が多い著者ですが、<信夫>・<真奈美>・<早紀>達をはじめ、登場人物たちが「性」に翻弄される男と女の姿が実に生き生きと描かれていました。
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